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木曜日は電車にのって、サパ、学会、同門会、(16/July/2009) [具体的な活動]

今日は忙しい一日だった。
電車の中では、先週、友人に頂いた木村秋則著『リンゴが教えてくれたこと」を読む。無能薬、無肥料のリンゴ栽培の成功までの苦労等が書かれている。
まだ読み終わらないが初めての収穫のリンゴは糖度が高く包丁でキッT枝もリンゴは刃から滑り落ちないでくっついている、切り割って、放置しておいても茶色にならない、そのまま干し美味しいリンゴになったそうだ。数年前に青森の同業の友人が子供の誕生を祝っては植えていた木になったリンゴを1箱送ってくれたときはあまりの美味しさに家族一同目をまるくした。自宅の庭に植えた3本の木になったものだ。もちろん無肥料、無農薬だ。自然な中の共生をよく観察して,リンゴが気持ちよく育つにはどうしたら良いかを常に考え
その手助けをするという主張だ。 私はほんの5坪ぐらいの所に野菜を無肥料、無農薬で作っているがこれは面倒臭がりの結果で草取りもろくにせず、、肥料もやらないのによくなるから、不思議と思っていた。
事務所は、24日の外務省での会議の準備の様子を聞き、ブログ、HPの相談をした。

1時過ぎに事務所を出て東京矯正歯科学会の大会会場に向かった。ちょうど、藤田紘一郎先生(東京医科歯科大学名誉教授、人間総合科学大学教授)の特別講演が始まったところだった。[共生の意味論」きれい社会の落とし穴〜アトピーからがんまで〜]と題するものであった。
以前にも聞いたことがあり,ご本も読んだことのあるので大変興味深かった。ユーモアたっぷりの講演であった。
先生のよると,
35年前にはアレルギー病(アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症等IgE抗体が関与する疾患群)はなかったそうだ。今、日本人の5人に1人が花粉症に、10歳以下の子供は約40%が、アトピー性皮膚炎。 これらは35年前にはなかった病気だ。アレルギー病は回虫、最近、ウイルス等の微生物と付き合っていると発症しにくいという。免疫機構のうちアレルギー反応はTh2が関与し、がんはTh1が関与することはわかっているので、「きれい社会」はこのTh1をも弱めて,がんが発生しやすい環境にしてしまっている。免疫力を高め、がんにかからないようにするにはどうすればよいか。それは腸内細菌がその鍵を握っている。腸内細菌叢のバランスの良い環境がT細胞を刺激し、キラー細胞を出現させTh1を増殖させ、がんの発生を押さえていることが分かったのだそうだ。このバランスを保つには食事が大切。防腐剤入り、抗生物質,殺菌剤の混入した食品をとらない,笑うこと、自然とふれあうことも重要と科学的証明をくわながら笑いの渦の中で講演された。
前回は「サナダ虫を飼おう」というテーマであった。インドネシアのハリマッタンの人々の暮らしの様子をだしながら、話すのは前回とおなじでその人達はにはアレルギー病はまったくないそうだ。
何でも「きれいにきれいに」の社会が病気を作るようだ。

その後、口演発表を聞き、業者展示を見、レントゲンのブースで,デジタルレントゲンで、子供の歯を歯科用レントゲンで撮影するのが大変しにくいので、相談してみたら、デジタル歯科専用スキャナーが出たという、200万円だそうで吃驚仰天した。

その後、ロビーでであった、同門の方々と同門会幹事会へいった。
早く終わったので、その後の懇親会にも久しぶりで出席でき、10:30には帰宅できた。
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コメント 4

bajiru

無農薬の美味しリンゴを皮ごと食べたいものですね、子供の頃に北朝鮮に住んでいて、とても美味しいリンゴを食べた思い出があります。
真っ赤で皮ごと食べていました。
孫のアトピーに悩まされています、ホメオパシーに行くと赤ちゃんのアトピーの相談に来るお母さんがとても多いです。
by bajiru (2009-07-19 16:19) 

ytakahahsi

バジルさま  レスをありがとうございます。
無農薬だけでなく有機肥料ももちろん化学肥料もあたえずに
草取りもほとんどせず、けれども毎日観察してその作物が育つ環境に手を添えるだけ、、私はこれを読んで始めて知りましたが、結果的に自分の菜園が良く似ているのでびっくりいたしました。向いて割って起きっぱなしにすると、りんごは糖度の高い、腐らないで、美味しいドライフルーツになるのです。
藤田先生の方は確かに長男の子育ては44年生まれですからぎりぎりでアレルギーはなしですが、娘のほうは、もうだめですね。確かに西アフリカの子供達もアトピーは見た感じではありませんでした。
by ytakahahsi (2009-07-19 21:01) 

katsu

 セーラさん、ブログ読みました。KATSU@長野信州です。

キレイすぎが、逆にアトピーなどを引き起こす原因になっている
って話し。
ごもっともな話です、この話を読んでいて、ふと思ったんです。

最近の「ばい菌恐怖症候群」ってのは、何となく子供の「過保護症候群」
と同根、同意語かもしれないね。
ことによると、ばい菌ばい菌と言って、キレイにしたがる性癖は、
自分と違った奴を、面白がるより、避けるか無視する風潮。
これは大人の社会的風潮とどこか似てないかねえ。

「過保護症候群」は、自分の子供だけは大事に大事に・・・・ですが、
これって、俺だけは俺だけはって、自分の利益ばかり気にしている
多くの大人の、感情ですよね。こどもを保護してるんじゃなくて、
大人が、ジジババが、自分だけを大事と保護している姿が
ダブってしまうんですね。

キレイにしすぎるのも、保護しすぎるのも、あまりいいことじゃないって
ことですね。
 服だってあまりきれい過ぎると、似あわないもの、
言葉だって、あまり丁寧すぎると、人のぬくもりが消えてしまうもの、
子供のけんかも、大人の議論も、適度にあったほうがいいもの、
そして男と女のちょっと危なっかしい関係も、ないよりあったほうが
いいもんだね。(*^_^*)
KATSU。



by katsu (2009-07-21 20:02) 

ytakahahsi

KATSUさま  コメントをありがとうございました。子供の喧嘩も、大人の議論も適度にあった方がいい、と言うご意見に賛成。
ただ初対面の人と議論するのは、議論下手、口べたの私には苦手ですが、、。
国会中継を見ていても議論になっていなくてつまらないですね。
他の先進国はうまいとききますが、語学のできない私にはその真偽のほどはわかりませんが。
by ytakahahsi (2009-07-21 23:22) 

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