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現地業務報告から [具体的な活動]

木曜日は電車に乗ってサパの事務所へ行きました。
暖かくて、暑くて風が吹いて桜が散ってしまうのではと思うような日でした。
事務所には事務局長、T常勤スタッフ、N理事(非常勤スタッフ)が働いていました。
A現地日本人スタッフから業務報告がe-メールで送られてきていました。
プリントして28ページに、画像が47枚の大作。

その中で2〜3印象に残ることを書きましょう。
日本のODAはギニアにネリカ米の耕作の指導をしています。もう何年もかかっていますが、それについてギニアの農水省の役人が、ネリカ米はギニアにはむかない、なぜなら80%の農民は貧しくてその耕作に必要な化学肥料、農薬等を購入することが出来ない。それらの化学薬品を使用しないネリカ米の生産は低下して、従来からギニアで耕作されている現地米の方が良いというのです。そして、サパの勧めている有機農業は費用はほとんどかからずに堆肥とぼかし肥使っての生産の方が増産に寄与すると言っていたそうです。そうです。こんなに貧しい農民が高価な化学肥料を買えるはずのないことをODA関係者は思い至らなかったのでしょうか。

つぎに、保健衛生士と共に活動現場に行った時の報告をコピーしましょう。

3月24日にジャン氏の保健衛生啓発活動の現場を視察しました。場所はミシラ村です。当初は3月21日に予定していましたが、急遽マディナ村の長老が死去し、周辺村落の村民がいっせいに集まり葬儀に参加したため予定を繰り上げることになりました。
ジャン氏による今回のミシラ村での啓発のテーマは「衛生的な飲料水、その作り方」です。ギニアウォームやその他寄生虫などによる病気を防ぐためにはなにより水に気をつけることにあるとし、水のフィルターの方法を、前もって用意しておいた絵によって村民に説明しました。絵には、砂利や石などを利用してドラム缶の中でろ過する方法や、その他飲料水に関して村民へ問いかけました。
また、蚊帳調査についても毎月行っており、レポートにまとめているとのことです。

テレフードプロジェクトをきっかけとし学校給食案が浮上しました。
すでにお伝えしている通り、PTA、マディナ学校側は、テレフードプロジェクトで収穫された米と野菜をマディナ小学校の学校給食にしたいと考えています。
そのため、サパは給食用の食器(皿、コップ、スプーン)50名分を用意することにしました。ただし、この給食は学校園から収穫した米でご飯を炊き、お母さん達が作ったソースをかけてたべるのです。収穫のお祝いの時に1回だけです。


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