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木曜日は電車にのって、、ギニアは今、、(8/Jan./2009) [現地では]

ギニアの状況がかなりわかってきた。

海外の特にアフリカの情報収集に堪能なEさんおかげだ。
以下は彼からの情報である。

年末に波乱のあったギニアでは軍事政権が確立し、民政は停止されました。
 反乱勢力の領袖であったMoussa Dadis Camaraが「共和国大統領」を名乗り、国家代表となりました。
 国民から反対の声が挙がっていないどころか、歓迎ムードのようです。
 現在のところ、治安は安定している模様で、コンテ大統領の逝去から40日間は服喪期間なこともあり、静かなようです。
 軍事政権CNDD(民主主義と発展のための国民評議会)が新たに指名した閣僚の大半は軍人ですが、新首相は元銀行家の
 文民でした(Kabine Komara:元国際公務員。アフリカ輸出入銀行などに勤めた銀行家)。
 旧体制の閣僚は追放され、、上級将校などの高位軍人は軒並み逮捕されています。
 
 無血クーデタとはいえ、非民主的な行為であり、フランス、米国は民政復帰を要求すると同時に、制裁として人道支援と
 選挙支援を除いた開発援助を停止しました。アフリカ連合も、ギニアの同連合への参加資格を停止。日本政府はそれらの
 対応を明示していません。
 軍事政権は2010年までに実施すると公約していた大統領選挙実施を2009年中と前倒ししました。  
 おそらく当面は平穏でも、軍人の待遇改善を図る元手もない財政事情では、いずれ軍人が不満を募らせ、
 似たような反乱を企てることが容易に予想できます。 
 最後に、新大統領、ムサ・ダディ・カマラの判明している経歴は以下の通りです。
  Moussa Dadis Camara
  国土の南東部Nzérékoré地方Lola県出身。44歳。キリスト教徒。
  コナクリのGamal Abdel Nasser大学にて経済学を学んだ後、軍に入隊。
  燃料部門の長となるが、2004年より1年半ドイツへ留学(経営学あるいは軍事を学んだと諸説あり)。
  帰国後は軍に戻り、今年から反乱活動をしていた模様(軍の待遇改善を求める暴動の首謀者の一人らしい)。
  2008年11月に国防省の軍燃料供給部隊長に就任。
  彼に関する公式発表はなく、不明な点も多い人物です。

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コメント 1

南風農場

コンテさんの後、決まったんですね。(というか???ですが)
ギニアもすっかり遠くなってしまいましたが、この変化が少しでも現地のお百姓さん達の生活向上へとつながってくれればと願っています。
記事を読む限りではあまり期待できなさそうですが・・・
by 南風農場 (2009-01-21 14:13) 

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